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珍客万来 >>> 男と女 お・い・し・い旅行 意外にも多いあの旅行

世の中ってこんなにも荒んでいるんですね。人間って陰で何やってるのか分からないものですね。人は見かけによらないとは先人もよく言ったものですね。
この業界に長く住むと世の中を悟ってしまうかもしれません。

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カウンター業務っていうやつは、人と対面して旅行契約を結ぶのが主な仕事です。1日10組接客したとして、1日で20人、1ヶ月で600人、1年で7200人もの人と触れ合うのです。初温泉初エッ○旅行の初々しい高校生カップルや旅行なのか飲み会なのか分からない大学生のグループ旅行、結婚なんてしないわ!って誓い合ったOL同士の変な結束旅行もあれば、ジジイ・ババア連中の冥土の土産旅行(失敬!)もある。偽(?)ハネムーンもあれば、不良息子を嫌々連れ出すファミリー旅行、免税店狂の友人同士、友達が居ない一人旅、そしておすぎとピーコ風の旅行者や、タトゥー風の旅行者もいます。もちろん、ごくごく一般的なお客様がおおいですがね。

こんな色んな人に出会えるのもこの仕事の楽しさのひとつかも知れません。今日はそんな、珍お客の中でもASTERが「世の中って、、、」と思わせたストーリーです。

『いらっしゃいませ。どうぞお掛けください。』
『あのぉ、この温泉旅館申し込みたいんですけど、、、』

平日の昼下がり、そんなに込んでないカウンターに一人のスーツを着た中年ビジネスマンらしき男が来店した。臭い、臭いぞ!!私を除くスタッフ全員の鬼太郎アンテナが一斉に反応していたことにASTERはその時まだ気付いていない。

<平日のこんな時間に、ビジネスマンが申し込み?泊まるのも平日かぁ。有給でも使うのかなぁ、、、へんなの、、、>

『お待たせしましたぁ。まだ空き十分ございますよ。』
『あっそうですか、それじゃ予約お願いしていいですか?』
『はい!ありがとうございます。』

<おいおい!もう申し込みかよ。えぇ1泊いくらだよ>

『それではお手数ですが、こちらにお客様のお名前と、ご住所とご連絡先、あとご同行される方のお名前をご記入ください。』

<おいっ!1泊35000円もすんじゃん!>

『これでお願いします。』
『はい、ありがとうござ、、、あっお客様、連絡先もよろしいですか?』
『書かなきゃダメですか?携帯でもいいですか?』
『えぇ、予約に必要ですので、携帯でも大丈夫ですよ』
『じゃ携帯でお願いします。旅館から連絡とか来るんですかね?』

<なんだこの人?神経質だなぁ、、、>

『大丈夫ですよ。ただチェックインとか遅れるとあるかも知れないので遅れる時はお客様から電話された方がいいと思いますよ。夕食の時間とかもあると思いますから。』

そう、ASTERはビジネスマンに言い、予約操作をしていた、

<えぇ、同行者21歳かぁ、娘と行くのか?ん!?性が違うじゃん!!>

『もう少々お待ちください』

<それにしても年離れすぎだなぁ。しかもこんな温泉旅館にシュクハクっ!?>

その時ASTERの鬼太郎アンテナがようやく作動した。

<そうかぁ、そういうことか。やるなぁこのビジネスマン!!○○は文化だゾ!!>

そのお客からお金をもらい、バックヤードに入ると、すでにアンテナが反応しすぎて、今にもイッテしまいそうなスタッフ連中がやって来た。

『あれは初物ね。間違いないわ!!』
『何が初物なんですか?』
『なんだ気付いてないの!?あれは不○の初物よ。今回が初めてね。あの怯えようは。』

<すげぇぞ。この先輩、自分の仕事しながら神経はこっちに集中してたのか、、、>

ASTERは領収書をその中年ビジネスマンに渡した。帰り際、

『連絡する時は必ず平日の昼間に携帯にお願いします!!出なければ留守電で!!』

そういい残して去りました。

人間なんてららら〜ららららら〜、、、そんなCMがあったっけ。

入社してからこれまで、ASTERは明らかに不○だろ!と思われるお客さんを2つの手ぐらい接客してます。お陰で、ASTERの鬼太郎アンテナはかなり敏感になりました。こういう旅行が結構多いもんだからASTER達スタッフもかなり神経質になります。一番気を使うのは電話をする時、

連絡先を自宅しか聞いてなくて、どうしても連絡しなきゃならない場合、しかもそれが不○と思われるような旅行の場合、本人が出ればいいのですが、奥さんや他人が出てしまった場合の事を考えて、わざと会社名を名乗らず、友人のふりをしたり、男性へは男性スタッフが、女性へは女性スタッフが対応するような措置を取ってるんです。

ASTER達にはお申し込みいただいたお客様の情報を守る守秘義務のようなものがありますから、不倫と気付かず電話して、奥様が出て「お申し込みいただいた旅行の件で、」「そんな話知らないわ!どういうこと!」なんて出た日にゃ命を失ったも同然です。

間違えなくクレームになります!
『おい!どうして妻にばれたんだ!!お前が喋ったんだろ!!』
<不倫旅行だなんてきいてないよぉ。>

『ねぇ、うちの亭主がおたくで旅行を申し込んでるらしいんだけど、、、』
<うわぁ、奥さん乗り込んできちゃったよ。>

もちろん事の原因は不倫の当事者あるわけですが、ASTER達にも法的問題は別として少なからず責任のようなものがのしかかってきます。どうしてばらしたとか云々。

ASTERの友人はまんまとこの罠にはまりました。
不倫旅行を計画している皆さん、私たちは例えあなた方が不倫旅行をしてもなんら軽蔑しません。その代わり、お申し込みの際には一言『訳ありのりょこうだからヨロシク!』と囁いてくれると助かります。

不倫は文化だと公言した芸能人もいますし、ASTER自身「きちんと事後処理できてばれないようにできるなら」という条件付で容認します。

お互いのみを守るためにも!!

カリスマ旅行士ドットコム 代表 ASTER
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