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珍客万来 >>> 目的喪失症候群

毎日のようにカウンター接客をしているといろんなお客様と接します。
普通なら、お客様が何らかの目的で旅行を実現させるためにカウンターにやってくるわけです。近場の温泉に行きたい!あったかい南の島でのんびりしたい!などの漠然としたものから、イタリアのアウトレットモールに行きたい!フィンランドでムーミンに会いたい!といったかなり具体的な事を言ってくるお客様もいらっしゃいます。

ASTERが入社した頃は、そんな漠然としたこと言われても、、、とかそんなレアなこと言わないでよ、、、とかよく思ったものですが、最近一番困るお客様は

『目的喪失症候群』

に陥っているお客様です。そんなお客さんはふらっと店にやってきます。しばらく店内を見回しては、あれやこれやと考えているのでしょう。国内コーナー、海外コーナー、格安航空券コーナーと見て周り、遂にカウンターにやってくる。

おもむろに椅子に座り、
『あの〜え〜と、、、、今度の連休にどっかいきたいんですけどぉ、、、』
切り出しは決まってこの文句で始まります。
『どのようなご旅行をご計画ですか?』
『どこへ行ったらいいか良くわからないんですけどぉ、、、』
『えっ!?』
これには思わず声を出してしまいました。この客何考えてんだかってな感じですよ。ASTERも呆気に取られてしまいましてしばらくそのお客様と沈黙してしまいました。

で、仕方なしに、国内か海外か、近場か遠出するか、予算はどれくらいか、とか事細かに聞き出したものの、うんともすんとも言ってくれない、、、

これじゃぁ接客のしようがありませんねぇ。お客様はだまってカウンターに座れば、自然と自分にマッチした旅行が出てくるとでも思っているのでしょうか。そんなことをできるのは高級寿司屋の大将ぐらいなもんですよ。カウンターに来て客の顔見て、「おっ!この客は今日は草津のホテル一井に泊まりたがってるな!」なんてこと絶対分かりません。店舗に来て、カウンターに来たからにはスタッフとお客様のコミュニケーションを通して旅行を作り上げていくのに、何を聞いてもうんともすんとも言ってくれなきゃASTER達の出番はないですよ。

まいっちゃうんですよね。こういうお客さんは、、、手の施しようが無い、、、しぶしぶというか無理矢理というか、大抵の場合は、「また来ます」とか「いいです」とかいって帰っていってしまうんですが、中にはASTERが提案した旅行に参加していく人もいるわけです。

1度それで北海道1人旅レンタカープランを取った事がありましたが、接客しててもASTERが言う事にただうなづくだけ、、、本当にこの人はこの旅行に参加するのだろうか、これから旅行に行くというのに楽しさが微塵も感じられない、、、行かない方がいいんじゃないの?と提案したいぐらいです。そのお客は結局それで行ったようですが果たして楽しい旅行になったのでしょうか?

もし、この旅行でこのお客さんが大満足してくれたなら、ASTERはこの業界からきっぱり足を洗って寿司屋の大将になろうと思います
(・<>・)/

カリスマ旅行士ドットコム 代表 ASTER
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