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旅 行 業 と い う 名 の も と に >>> 第2回 旅行好きは旅行業に向かない!?

前回は旅行業の一般的なイメージを見てみました。その中で多くの人憧れる『カウンター』『旅行企画』『添乗』の3つの職種をあげましたが、これを読んで下さっている読者の皆さんも一度はこれらの職種に就きたいと思った事があるのではないでしょうか。

さてさて今回の話は旅行と言う仕事に興味を持った京子と武史。グアムの旅行から帰ってきたと思ったらもう回りは就職活動モードに突入。2人も旅行という仕事をもっと知りたいと旅行会社で働く武史の先輩・勝也と食事をすることになりました。

武史『先輩っ!おひさしぶりっす!』

勝也『おぉ〜!来たな。久しぶりだな。元気でやってるか?』

武史『おれ、こないだ京子と初めて海外旅行したんですけど、そんでスッゲェ旅行会社で働きたいって思って。就職活動も旅行会社中心で行きたいと思ってるんです。だからぜひ勝也先輩に色々話を聞こうと思って。』

勝也『なるほどねぇ。で、2人は旅行会社で何の仕事をしたいと思ってんの?』

武史『もちろん旅行の企画に決まってんじゃないですかっ!!』

京子『私は添乗かカウンターです!!』

勝也『…。』

勝也先輩にOB訪問した2人。期待に胸膨らませながら、自分のやりたい仕事を熱く語っているようです。しかし、勝也はなぜか黙り込んでしまってますねぇ。

武史『先輩?』

勝也『おっ…すまん、すまん。じゃぁどうして2人は企画とか添乗とかしたいんだい?』

京子『旅行が好きになったからです。』

武史『俺もッス。』

勝也『ウムウム…分かる、分かるよぉ、その気持ち。俺もそうだったから。でも2人の夢を潰すようで悪いんだけど、まだまだ分かってないよ。』

武史『どういうことですか?』

勝也『うん、簡単に言えば、「旅行」と「旅行業」は違うと言う事。俺もさぁ、OB訪問いっぱい来るんだけど、みんな「旅行がすきなんですっ!」って目を輝かせて言うわけよ。それを見るたびに「この子は旅行業じゃやっていけなさそうだなぁ」って思うわけよ。』

京子『旅行好きじゃダメなんですか?』

勝也『イヤ、そうじゃないんだ。もちろんこの業界、旅行が好きな奴は多いよ。でもそれは当たり前の事で、この業界を目指すための十分条件に過ぎないわけよ。』

武史『じゃぁどうして…』

勝也『いいか、「旅行」ってのは簡単に言えば俺らがお客様に提供するサービスのことだよな。それは分かるだろ?じゃぁ「旅行業」ってなんだと思う?』

京子『お客さんにより良い旅行を提供する…ん〜…』

勝也『じゃぁ俺ら旅行業は何をお客さんに提供していると思う?』


武史『…。』

勝也『これは俺の持論だけど旅行業は「時間」と「空間」を売って「利益」を得るんだよ。「時間」ってのはもちろんお客さんの余暇時間を旅行の相談をしたり、実際の旅行だったりするし、「空間」呼んで字の如し、旅行の場の提供なわけだ。そして「利益」をあげる。重要なのはココなんだな。「旅行業」はビジネスなんだよ。つまり会社を潰さないためにそうしても「利益」を考えて行かなくちゃいけないんだ。』

武史『なるほどぉ』

おやおや、武史に京子2人はかな〜り勝也にダメ出しくらってしまいましたねぇ。ここで簡単に会話をまとめて見ましょう。ここで重要なのは「旅行」と「旅行業」は違うと言う事。会話中にもあったように「旅行業」はビジネスなんですね。つまり利益を生み出していかなければいけない社会活動なんです。そして「旅行業」は「時間」と「空間」という無形のサービスを売っている所が難しい所なのです。

勝也『だから、企画がしたいっ!って奴はたくさんいるんだよ。でも旅行ビジネスの仕組みを何も知らないで企画なんかできっこないわけよ。サークルの合宿の企画とはわけが違うよ。添乗やカウンターもそうだよ。こういう業種は末端で常にお客さんと接していなければならないからかなりストレス溜まるしね。それに最近のお客さんは細かい…そしてウルサイ。そうなってしまったのは業界にも責任があるかもしれないんだけどね。確かに、添乗なら観光地を回ったりできるし、カウンターならお客さんと旅行の話をしている感じがするけど、辛い仕事だよ。』

京子『じゃぁ旅行好きは旅行業には向いてないってことになっちゃうんですか…』

勝也『ん〜極論を言ってしまえばそうなるかな。だって「旅行が好きです!」だけじゃ絶対に勤まらないから「旅行業」は。そういう人はお客さんとして来店して欲しいね。でも旅行が好きあっていいとは思うよ。色んな所に行って自分の体験をもとにコンサルしたり企画したりすることは大事だからね。ただ大切なのは常に旅行会社に就社すると言う事は「旅行業に就職する」ということを忘れるなってことかな。でもまだ2人は時間があるから、色んな事を考えて納得するまでやれば大丈夫だよ!!』

武史『ありがとうございました。』

そうなんですよねぇ。
前にも言った通り、旅行業はビジネスなんですよ。つまり旅行をビジネスとして捉える事が出来なければ、入社したときに強いギャップを感じてしまうことでしょう。「旅行」と「旅行業」は似て非なるもの。そのことを感じていただければ幸いです。

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