全く不思議な話で、これは多くの人が抱いてしまう疑問!!
「ここはなんの旅行会社なの?」
看板にはJ○Bと書かれているのにパンフレットに書かれているのは『JAL STAGE』の文字。お客さんの頭の中は大混乱。こんなことはしょっちゅうです。
そんな疑問に答えるべく、スーパーを例に取って考えてみましょう。
@あなたは買い物に近所にあるイオンに行きました。
Aイオンの食品街には様々な食品が売っています。野菜もあれば魚もある、肉のコーナー、乳製品のコーナー、乾物やお菓子、惣菜もあれば弁当コーナー、そして一角には洗剤や日用品といったコーナーも併設されています。
Bあなたは秋刀魚2匹と大根を1本、牛乳を1本、ポテトチップを1袋買いました。
レジに進んだあなたは会計中にふと
「あれ?ここはイオンだよな?秋刀魚は旅丸水産、大根は旅吉八百屋、牛乳は霧印、ポテトチップスはガルビー、ここはなんのスーパーなの?」
ってあなたは思うはずもなく!会計を済ませるはずです。これはスーパーでは様々な食べ物を売っている所、様々な商品を扱っている所という認識が非常に強いからではないでしょうかね。
では、これを旅行会社に当てはめて見ましょう。
@あなたは旅行をしたくてJTBに行きました。
AJTBには様々な旅行商品が売っています。国内旅行もあれば海外旅行もある、格安航空券のコーナー、熟年旅行のコーナー、ウェディングやクルーズ、FITも。そして一角には旅行積み立て貯金や、海外旅行保険のコーナーも併設されています。
Bあなたは北海道の雪祭りのパンフレットを2冊持ってカウンターに赴きました。
椅子に座ったあなたはスタッフと会話中にふと
「あれ?ここはJTBだよな?このパンフレットはJTB、こっちはビッグホリデーって書いてある。なんでだろ?」
って疑問が沸くことでしょう。これはJTBにはJTBだけの商品、近畿日本ツーリスト(以下KNT)ならKNTだけの商品しか扱っていないという認識がこびり付いているからではないかと考えます。
でもどうですか?この2つを見比べてみて。スーパーの仕組みとなんら変わらないでしょ?要はあなたが普段見慣れている旅行会社と言う所には、スーパーつまり旅行商品の小売店なのです。なので、イオンにTOPVALUEと言う自社ブランドがあるように、JTBにもJTBの商品があり、また他社で作られた旅行商品も販売しているわけです。
なのでなんら難しくも無い事なのですが、、、しかしこの旅行という業界はこれだけでは分別できない所に消費者に分かりにくくさせているのかもしれないですね。
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