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あ な た は 旅 行 業 に 向 い て る か >>> 第2回 八方美人かマニアックか...

今回はどんな正確を持ち合わせた人がこの業界に向いているのかを考えていきたいと思います。まず最初にASTERの意見を述べる前にASTERが大学時代に強烈に印象に残っている教授の言葉を借りたいと思います。

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『旅行業界を目指している人は、遊び好きの八方美人でなくてはならないんですよ』

「なぜなら人は皆、『感動』を体験したくて旅をするんですよ。より多くの人に、より大きな『感動』を提供するためには、みんなの気持ちがわかる八方美人であり、みんなと喜びを分かち合える遊び好き人間でなければならないでしょう?」

観光産業は、いわば「感動請負産業」である。だから、旅行業界が必要とするのは、異なる価値観を持つさまざまな人が、、一人でも多く喜び、感動できる「観光」を演出できるプロのエンターテイナーなのだ。さらに人々が感動することに、喜びを見出せるような人でなければならない。

「つまり芸能人のような人、しかも喜劇俳優や落語家のような演出力を備える人』が向いている。

旅行により生じる「観光効果」は、旅行者という「主体」に、交通機関や宿泊施設という「客体」が、各種のサービスを提供することによって生まれる。観光効果とは、ホテルの収益などの経済利益と旅行者の満足感などを総称したものだ。そして、主体のニーズを汲み取り、より満足感の高いシナリオを描き、必要な観光サービスを織り込んで、一つのシステムとして観光を機能させるのが旅行産業経営なのだ。

「けれど、今の観光産業界には、この役割を十分に果たせる人材が不足しているんです。」

「旅行産業は、現在、旅行代理店が担っています。大学の卒業生に向けて、格安の卒業旅行ツアーを提供したり、女性向けのグルメ旅行を企画したりする作業も旅行代理店経営の一つです。けれど、その発展の仕方は、同じ代理店である広告代理店と比較すると、明らかに遅れているとがわかります」

たとえば広告代理店は、メーカーなど企業の宣伝活動を代行する業者として、また旅行代理店は、旅行者の宿泊やチケットの予約を代行する業者として誕生した。けれども広告代理店が、市場のマーケティングに基づき、次第に独白の企画を立てて、メーカーに提案を行うようになっていったのに対し、旅行代理店はいまだにチケット代売業のイメージを拭い切れていない。いまや広告代理店には、新しい文化や流行を生み出す企画業のイメージが定着しつつある。

「1年間に国内外をあわせた観光旅行者数は、約2億2千万人。これら旅行者から、旅行代理店に支払われる金額は、年間およそ10兆円になります。これは日本の家庭電化製品の総売上高にほぼ匹敵する金額。旅行業界はこんなに巨大な市場を抱えているのです」

―未来のリーダーたちの適性

第一に、理屈で物事を理解していく左脳人間ではなく、感性でものごとをとらえられる柔軟な右脳人間であること。浅く広く多くのことを知り、バランス良く考えることができる雑学人間であること。歴史的にも大陸や欧米から文化を移入してつくられてきた日本文化の特性をよく知り、しかし異文化について理解と好奇心を持てること。流行に敏感であるだけでなく、流行が起こった理由を本質的につかみとるセンスがあること、など。

「たくさん挙げると難しそうに聞こえるかもしれませんが、要はいろいろなことに興味を持てるサービス精神あふれる人ということです。旅行者を前にしたときに、この人たちの笑顔が見たいな、と思える人であれば大丈夫です。あとの実践的な技術と理論は、十分身につけることができますから」

業界人になるための5か条

1.感性豊かな「感覚人間」
既成概念にとらわれず、新しいことを理屈でなく感性で受け止められる柔軟性のある人間が最適。

2.広い視野を持つ「雑学人間」
一つのことのみを追求するオタクはダメ。万人にウケる観光をプロデュースするには、バランス感覚と広い視野が必要。

3.協調性抜群「八方美人」
自分だけが満足する企画を立てても仕方ない。たくさんの人の好みや要求に合わせられる八方美人型でなければ!

4.新しい価値観の「ホモ・ルーデンス」
観光という「遊び」を演出するには、プロのエンターテイナーでなければならない。「遊び」のできるホ乳類=ホモ・ルーデンスになろう

5.トップを抜いて上に立つ「下克上型」
観光のシナリオを作り、システム化し、マネジメントできる力を持てば、君も幹部候補生だ。

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以上の文章はASTERが大学時代にお世話のなった先生の文章です。ここからはASTERが入社以来感じてきたことを踏まえながらお話したいと思います。

まず、旅行業は『感動創造・請負産業』だと思います。上の文章でも述べている通り、旅行は楽しいものであり、それを求めるためにお客さんはカウンターに足を運ぶわけです。もちろん中にはカウンターに来てもふてくされて、この人は何しに来たんだろ?と思う事はありますが、少なくともお客さんは旅行業のプロであるASTER達を頼りとして足を運んでくるわけです。

そのお客さんに喜んでもらえるように商品企画ができたり、接客が出来たりする事は非常に重要です。ですのでASTERは旅行業者はエンターテナーでなければならないと思っています。堅物でなく、色んな事を吸収できる柔らかさをもっていること。そして何より、自分の仕事を楽しむ事ができること。上司からやれ!と言われたからやるのではなくて、やりたいからやる!という勢いのある人。その結果、お客様が喜んでくれたり、店舗の売上が伸びたり、自分に満足したりすることに面白みを感じる事ができる人がまず必要だと思います。

そして、この先生の話には対抗してしまうかもしれませんが、『八方美人』と言うセンスの他にASTERは『マニアック』というセンスも必要ではないかと思います。

ここで言うマニアックとは、ゲーマーとか鉄道マニアとかそういうことを指すのでは有りません。例えば、『大リーグ観戦ツアー』を販売するとします。パッケージツアーになっているものを売る事は誰にでも出来ます。でもここで、もう一歩踏み込んで格安航空券とホテルだけを取って自分で組んでいく大リーグ巡りの旅を提案できたとしたらどうでしょう。メッツの試合を見るためにはどうするか?ホームで見られるのか?ビジターになるのか?それぞれどこまでの航空券を買って、ホテルはどこが球場に近くて便利か?試合前に選手と触れ合うチャンスはあるのか?応援方法はどんなのか?などなど、提供していく事ができれば、レディメードで作られているものよりより効果的に訴える事ができます。

これはいろんな事に言えると思いますよ。
ASTERならダイビング、島巡り、アジア周遊などなど、非常に自身を持っています。お客さんが参加したいと思っているツアーをただ予約操作するのは誰にでもできる仕事です。それだけなら人間なんていりません。お客さんもカウンターになんか足を運ばないでしょう。

これはASTERが接客を通して感じたことですが、お客さんは常に不安です。あなたにも経験はありませんか?たかだか宿を取るだけなのにホテルの駐車場は無料なの?とか食事はどんなのが出るの?とか。海外ならお金はどうやって持ってけばいいの?とかバンコクに行くんだけど何か気をつけることは?とか。色々聞かれます。

だからこそお客さんは旅行会社に頼ります。そんな時にパンフレットだけに載っている情報でなくてプラスαを伝えてあげる事がお客さんにとってどれだけ安心感を与える事か。これはパソコンにはできない技です。

ですのでASTERは『マニアックになれ!』と強く訴えたいです。よりディープに物事を見ることが重要と思います。しかしこれは非常に難しい。広く深くなんてかなり無理です。だから自分の好きな分野や得意な分野だけでも構いません。

八方美人かマニアックか...という問いでしたがこの答えを出すならば
『八方美人であり且つマニアックであれ』
というのがASTERの理想像です。

カリスマ旅行士ドットコム 代表 ASTER
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