さて、これから長きに渡って皆さんが就職したい!と考えている旅行業界の構造についてお話していきたいと思います。でもここでは、そんな難しい話はしませんのでご安心を!どうしても業界用語を使わなければいけない場面もありますが逐一解説を入れていきたいと思います。
旅行業界に限らず、世の中には○○業界というものがたくさん存在しますね。金融・小売・流通・アパレル・情報・ゲームなどなど。銀行に行ってお金を貯金し、スーパーに行って晩御飯の買い物をし、デパートで洋服を買う。その行為にイチイチ業界の構造なんて気にしてませんよね。
でも旅行業界って、そういった構造についつい疑問を持たれてしまう摩訶不思議な世界だと思います。こんな経験はありませんか?
A旅行社でαツアーの申し込みをしようとして、ABC旅館を希望したけど生憎満室・・・どうしてもお客様の希望はABC旅館なのでスタッフが必死に他のプランで探してくれ、結局βツアーのABC旅館が取れた。αツアーはだめだなぁ・・・でもなんで片一方は取れて、片一方は取れないの?なんて経験。
一般の人から見れば実に複雑怪奇な世界ですよね。ASTERも経験があるのですが、上記のような経験がありまして、その時は代案が見つからず、お客様をそのまま帰してしまったんですね。そしたら『あっちの旅行会社に行ったら予約取れたぞ!お前んとこはどうなってんだ!説明しろッ!』てね。そこからひたすら業界の構造についてご説明。でもこれがまた一般の人には分かってもらうのはなかなか難しい・・・。
確かにそうなんですよね。旅行業と言うのは無形のサービスの提供なんです。だからお客さんに形として残るものは何もないんです。この色のこのサイズのTシャツが欲しい!とお客さんに言われて、すみません在庫切れです。お取り寄せになります。と言えば、お客さんは納得してくれます。けど旅行だと形が何も無いからどうして!?という疑問とかが出てきてしまうんですよね。
追い討ちを掛けるように、最近じゃぁ価格重視や航空機の会社指定、便指定等ができたりできなかったり・・・。ほんとに細かくてなぜ?なぜ?なぜ?がどんどん増えてきてしまうわけです。
そんな分かりづらい旅行業界に飛び込もうとしているわけですから、ある程度は構造について知識が合った方が就職にも、現場配属になって実際に接客する時にもいいだろうと思いこのコーナーを設けました。
次回からさっそく本題に入っていきたいと思います。
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